鉄道兵回想記 浪鉄会 江戸鉄会 豪華本
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第二次世界大戦中の旧大日本帝国陸軍鉄道部隊の貴重な書籍です。浪鉄会・江戸鉄会は、大阪及び東京を活動拠点としている鉄道部隊の戦友会組織名称です。 序文 江戸鉄会名誉会長 土42吉田釧 桜の花咲く春4月、鉄道聯隊の作業場から「あーげっ」「腕に」「肩に」の号令が響いて来ます。軍服を着てから間もない初年兵、元はと云えば呉服屋の若旦那も豆腐屋の若いも一様にレールに取りついて、数本のレールが百足競争よろしくー、この掛声と共に整然と前進する有様は実に壮観でした。 足を一歩戦場に進めると雨と降り来る弾丸をものともせずに進する機関車がケタタマシイ非常汽笛を鳴らして急停車しました。今まで加減弁のハンドルを握って運転していた機関員が、炭水車に積んであった釘着を驚づかみにして飛び降り、前方に走って壊れた線路の枕木にポンポンポンと大釘を打ち込んで、「発車オーライ」。鉄道兵は一人で何でもやってのけたのです。【中略】 戦争が不利となり、飛行機、船舶が駄目になって、輸送は陸上の鉄道に頼らざるを得なくなり、急遽20ヶ聯隊に膨張した鉄道隊が最後に残したのは泰緬連接鉄道(大本営命令による正規の名称)でした。延長415粁、無人地帯で全線殆んど岩盤の連続するジャングルの中、悪性マラリヤの巣窟であり、その上コレラが流行して非常に困難な仕事でした長さは東京から西なら関ヶ原、北なら盛岡に達する距離で、内容が異なるとはいえ、鉄道建設公団が東京、盛岡間の建設に13年か、っているのに対して、泰緬線は実働僅かに9ヶ月で完成しているのは正に神業と云うべきでしょう。【中略】 この本が出来てから仮に1000年たったとして、即ち西暦紀元3000年代の戦争も軍隊も知らない子孫が読んだ場合、少し大げさに云えば、この本は昭和年間に発掘された藤の木古墳の美事な副葬品、更には三千年の歴史を持つ正倉院の物にも比すべき室物になるのではないかと私は考えるのであります。 私は20の鉄道聯隊の何れかに従軍されて、血と汗と涙に包まれた貴重な生きた体験談を執筆された皆さん、これを整理編集された係の方、そしてこの企画を立案してその実現に成功された浪鉄会の幹部の皆さんの大きな功績に対して心からの敬意を表し、大きな拍手を贈って発刊のお祝いと致します。 古物商許可証 第 621272201772号 交付平成22年10月18日 大阪府公安委員会カテゴリー:本・雑誌・漫画##本##人文商品の状態:傷や汚れあり配送料の負担:送料込み(出品者負担)配送の方法:ゆうゆうメルカリ便発送元の地域:大阪府発送までの日数:3~7日で発送photo_description
Update Time:2025-04-18 05:53:28
鉄道兵回想記 浪鉄会 江戸鉄会 豪華本
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